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「創造的な人工知能」開発日誌

創造性を持った人工知能と、そのビジネス応用など。未来の人工知能についても考察。

人工知能が創造性を手にし、ヒトはオペレーションに喜びを見いだす

前回に引き続き、ビジネスへの創造性をもった人工知能の応用を考えてみます。

 

機械・人工知能は、ちょっとした変化がある細々としたことを臨機応変にこなしていくという作業は苦手です。お掃除ロボットも、ちょっと段差があるとNGですし、システムエンジニアのようにお客さんの細かい(往々にして理不尽で感情的な笑)要件変更に臨機応変に対応するといったことは、人工知能にとってかなり難しい。

逆に、枠組みがカチッと与えられると人工知能はパワフルです。例えば、囲碁では、もう人間のチャンピオンにも勝ってしまうレベルなわけですが、囲碁は(とても探索空間は広いけれど)ルールはカチッと決まっていますね。

ですから、カチッと枠組みが決まった仕事では人工知能は人間を凌駕するし、臨機応変に細々とした対応が必要な仕事は、当分のあいだは人工知能には無理です。

 

ですから、「人間に残る仕事はオペレーションだ」というのが正しいと思いませんか。

経営もそうです。人工知能にとっては、スターバックスで様々なお客さんに臨機応変に対応するほうが難しい。数字とにらめっこしながら経営戦略を立てるほうが簡単です。

創造的な仕事は人間のほうが得意、という主張を目にすることがありますが、本当にそうでしょうか?すでにアート、つまり絵画や音楽の世界では創造性をもつ人工知能が活躍しはじめています。

また、私が先日発表した研究では、商品のコンセプトを創ることができました。私の研究チームでは、事業コンセプトの立案という経営の核ともいえる役割を、人工知能が発揮しはじめています。