読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「創造的な人工知能」開発日誌

創造性を持った人工知能と、そのビジネス応用など。未来の人工知能についても考察。

「創造性の数理モデル」のパッケージングが完了

マーケティングには4Pとか5Pと呼ばれる有名なフレームワークがある。商品やサービスを新しく考える時には、商品そのもの(Product)だけでなく価格(Price)や販路(Place)もよく考えないとね、というチェックリストみたいなもんである。そのなかのひとつがパッケ…

研究資金の獲得や論文執筆に追われた2ヶ月間でした

この2ヶ月は、研究提案や論文執筆に追われていました。文書を大量に書き、プレゼンを何度もしました。 たった2ヶ月とはいえ、試したいアイデアはあるのに研究が停滞してしまうのは歯がゆくストレスフルです。なんとか研究の時間をひねり出そうを思いました…

「創造性とは何か?」に厳密に答える数理モデルにたどり着いた(論文化予定)

ついに、「創造性とは何か?」に厳密に答える数理モデルにたどり着いた。 マッチ箱とロウソクの問題は創造的か? キュビズムは創造的か? ジグソーパズルを解くのは創造的か? このモデルを用いれば、これに答えが出せるのである。はやく細かいところをツメ…

美容師の仕事は、創造的な人工知能にも可能なのか

いつも髪の毛を切ってもらう美容師さんと、たまにヘアカットは機械に代替可能か、という話になります。 単に短くカットするだけなら比較的簡単そうで少なくとも創造性は不要ですが、そこそこ良いお値段がするようなオシャレな美容室のヘアカットはかなり創造…

人工知能が創造性を手にし、ヒトはオペレーションに喜びを見いだす

前回に引き続き、ビジネスへの創造性をもった人工知能の応用を考えてみます。 機械・人工知能は、ちょっとした変化がある細々としたことを臨機応変にこなしていくという作業は苦手です。お掃除ロボットも、ちょっと段差があるとNGですし、システムエンジニア…

機械学習は創造性を可能にするか

先週末に、機械学習で創造性を可能にする手法の研究発表をしてきました。創造性と機械学習という組み合わせが良かったのか、多くの方に興味を持ってもらえたようです。 昨日は、学生向けに機械学習の初歩的な講義をしたのですが、そこでこんな質問をしてみま…

機械学習は人工知能の基盤技術であり続けるか

どうやら「人工知能」ブームは単なるブームでは終わらず、人工知能関連技術は複雑な問題を解決する方法論として定着していきそうです。自動運転、受給予測、自動応答など様々な場面で、現在の人工知能技術を基礎とした技術が用いられていきそうです。 その人…

モノの人工知能 AIoT とBMIであらゆる境界が溶け始める

私の研究プロジェクトのひとつは、IoTと呼ばれる分野で、あらゆるモノがインタネットにつながることで実現される技術をそこでは研究しています。しかし、AIoT、Artificial Intelligence of Things つまりモノの人工知能という発想はまだ聞きません。 (と、…

あらゆるタイプの人工知能が溢れヒトはその中に埋没するかもしれない

人工知能について様々な可能性が議論されています。どこまで賢くなるのか、人間とそっくりな見た目や動きを実現できるか、意識をもつのか、自意識はあるのか、死の恐怖は、などなど。 もしこれらの全てが技術的に実現できたとしても、用途に合わせて選ばれる…

人格のコモディティ化は、シンギュラリティを超えた人工知能によってもたらされるか

昨日の投稿で、人格を持ったエージェント(人工知能)が組み込まれたデジタルサイネージについて書きました。 こんな具合にあらゆるところに人格と個性を持った自律型エージェントが存在している社会では、人格がコモディティ化してしまうかもしれません。 …

新型山手線に人工知能広告が搭載されたら

いま新型の山手線に乗っています。噂通り、デジタルサイネージが搭載されて、ちょっと落ち着きません。笑これが、将来、対話型の人工知能になったらと思うと、少しゾッとします。マイノリティーリポートの広告のように語りかけてきて、しかも、人格や知能を…

人工知能にダビスタは作れない(今は)

ダビスタが大好きで本当に良く遊んでました。そのダビスタの作者の薗部さんの対談記事がこちら。http://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/dabisutaこの記事で作者の薗部さんが興味深いことを言っています。なんとパラメーター調整は何度も開発中のレー…

人工知能を専門家に仕立てあげるには意識が必要かもしれない

研究者の端くれとして生きていると、「この人は頭がいいなあ、うらやましい」と思うことがよくあります。そういった人は周囲から専門家としてみなされ、その能力を武器にバリバリと働いています。頭が良いというのはとても曖昧な概念なので、具体的に例をあ…

マルクスになった人工知能

若手の研究者たちで集まって食事をしていたのですが、そのときに「数十年前は日本の経済学者の過半数はマルクスの研究者だった」ということを教えてもらいました。 分野を問わず、特定の誰かの研究に過半数の研究者が従事しているというのは稀なことのはずで…

オリンピックのロゴと人工知能: AIの作るデザインが古典をモチーフとしたものばかりになってしまう

東京オリンピックのロゴが、市松模様をモチーフとしたデザインに決まりました。個人的な好みですが、今回のロゴはすっきりとしていて好きです。 それにしても、市松模様が残った理由が「デザインの素晴らしさ」ではなく、「デザインの無難さ」を基準に選ばれ…

ブレイン・ブレイン・インターフェイス(脳脳結合通信)はいかがですか

そのうち手がけてみたいと思っている研究があります。ブレイン・ブレイン・インターフェイス、名づけて脳脳結合通信だ。脳と脳を直接つないでコミュニケーションする技術です。 脳と機械を繋いで機械を操作するブレイン・マシン・インターフェイスは活発に研…

人工知能に仕事を奪われるどころか下働きをさせられる可能性を考える

人工知能が絵や小説を作った? 最近、人工知能が絵を描いた、小説を作った、作曲したというニュースを目にすることが多い気がします。飛躍的な技術の進展があったわけではないと思うので、メディアに取り上げられるのは人工知能ブームだからなのでしょう。 …

個性的な人工知能をどう作るか

ヒトほど個性豊かな動物はいない(気がする) ヒトという生き物は実に個性豊かな存在です。食事の好み、趣味の違い、夜型人間、朝型人間、得意なこと・・・。これほど豊かな個性をもつ生物種が他にあるでしょうか。 あらゆる生物のなかで、人間が最も個性的…

疲れ知らずの人工知能に人は信頼感を抱くか

過酷な状況でも平常心で信頼を勝ち取るAさん 突然ですが、もし砂漠や雪山で遭難してしまったとします。グループで旅をしていた人たち数人も一緒です。 飲水や食料を確保するため、または道や人里を探すための移動、そして暑さや寒さで徐々に疲労が溜まり、動…

人工知能に感情は必要か?自由意志と感情の意外な関係

ドラえもんに自由意志は不可欠だ ドラえもんや鉄腕アトムのような、人間らしい賢いロボットや人工知能を実現するためには、少なくとも彼らに自由意志のようなものを持たせる必要があると思われます。自由意志というのは、自らの考えでどんな行動をするか決め…

人工知能に人間らしさを求めるならば、弱さも認めねばならない

人間のように賢い、人間のように空気を読める、人間のように感情豊かである、人間のように創造的だ。そんな人工知能が待ち望まれています。 そんな人工知能たちは、人間の長所と同時に短所も持つことになるでしょう。残念ながら長所と短所は裏表であり、長所…

熱中する人工知能、三日坊主な人工知能

読者のみなさんは、熱中していることは何かありますか?趣味、仕事、勉強、恋愛など人は様々なものに熱を上げます。 まるで取り憑かれたかのように、そのことだけしか考えられなくなり、まるで世界が自分とその対象だけになったかのように感じられます。 失…

意思を貫き通す人工知能は困り者か?

私の若い知人が落ち込んでいたので、なにがあったか聞いたところ、彼の上司が原因とのこと。その知人が長いことかけてやってきた仕事に対して、無意味だ、別のことをやれと言ったらしい。よくよく聞いてみると、その上司もついこの間まではその仕事を進める…

機械学習と意識の関係とは:人工知能は意識を持つか?

機械学習さえあれば何でもできるというような意見は少し極端にせよ、機械学習が重要な要素技術であることは間違いありません。 一方で、人間をはじめとする賢い(といわれる)動物は意識を持っているようにみえます。意識が知能に対して何らかの役割を果たし…

自信満々な人工知能、自信を持てない人工知能

なにかをやり遂げる上で、自信を持つことが大切だといわれます。実際に自信を持つことが本当に良い結果につながるかはともかく、自信満々で取り組んでいる人とそうではない人は現実にいます。 とある調査では、ある集団を除いて自分のことは過大評価する傾向…

不公平感は人工知能で解消できるか

世の中は理不尽で不公平なことだらけですが、これを技術で解消することは可能でしょうか。 生まれが貧しいために努力が報われない人、たまたま配属された部署の上司とそりがあわない人。不公平だなあと思うことはよくあります。 研究の世界でも、良い仕事を…

人工知能に全ての仕事を奪われてもいい、支配されなければ

jp.techcrunch.com この手の記事を頻繁に目にします。 私自身は、人工知能に仕事を奪われることは大きな問題とは思っていません。人間以外の存在に仕事を奪われ、労働や経済活動のありかたが一変したということは、これまで人類は何度か経験してきているから…

しらみつぶしが上手な人工知能は直観を持っているのか

最近の人工知能の飛躍的発展を支える技術のひとつとして、探索の効率化があげられます。 囲碁で次の手を考える際に、全ての手をまんべんなく考えていては、いくら高速なコンピューターでも持ち時間のあいだに答えを見つけることができません。そこで、まんべ…

人工知能はどんなカリスマになるか

建築家のザハ・ハディドさんが亡くなりました。報道によると死因は心臓発作とのこと。日本では新国立競技場のゴタゴタを通じて一般の方にも広く知られるようになりました。建築が専門の友人によると氏の建築は誰にも真似のできない斬新さがあり、カリスマと…

人工知能が"聲の形"の主人公になる日

話題になってからもうだいぶたちましたが、週末に「聲の形」を読みました。聴覚に障害のある少女と、彼女へのいじめがきっかけで友人を失い孤独になった少年が描かれた作品です。 読んだきっかけ→聲の形を読んだ1級障害者の私と、喧嘩をしよう まだ1巻しか…